Revolutionary Idea
ブレーキの技術革新
川岸にいる自分を想像してみてください。キャスティングはうまくいきました。魚がかかるのを緊張しながら待ち構えています。すると突然、ラインが張りつめ、ロッドが曲がり、魚が発するエネルギーがタックルを通じて伝わってきました!ファイトの始まりです。フライフィッシャーなら誰もが知っているあの感覚、喜びと興奮が神経回路を駆け抜ける感覚が体を焼き尽くしてゆき、一瞬、あなたの周囲の時間が止まります。ところが、次の瞬間、あなたは現実に引き戻されます。ラインが切れたか、フックが抜けてしまったのです...
そこで私たちのドラグの出番です。このドラグシステムはスプール回転時の静止摩擦を克服することで初期慣性を低減するよう設計されており、ショックとライン供給のわずかな遅れを軽減させます。力のスムーズな伝達によって、魚が掛かったり、突然走り出した時のコントロールがしやすくなるのです。
少し場面を戻して物理的な面を考えてみましょう。魚がラインを引き出したとき、フライロッドは曲がります。実は、この状態はラインシステムとロッドに魚が引っ張った分のエネルギーがたくわえられていることを意味します。現代のリールはこの蓄えられたエネルギーをブレーキシステムで熱に変化させます。この過程でいつも静摩擦係数が跳ね上がってしまうのです。
エイナーソンの革新的な技術によってこの問題は解決されました。リール構造の内部に魚が発したエネルギーを蓄えることで、ブレーキの進化の歴史上、初めて静止摩擦をほぼゼロにすることに成功したのです。ショックティペットがリールに内蔵されたようなものだとお考えください。
この画期的なブレーキシステムによって、ブレーキ内部の力の伝達は従来のリールに比べてよりソフトになりました*。フッキングやファイトの際に生じる衝撃を安定させることができます。この発明はフライフィッシャーに多くの喜びをもたらします。よりライトなタックルを使えるようになり、リーダーが切れてしまうことも少なくなり、もっと多くの魚を釣り上げることができるはずです。
* アイスランドイノベーションセンターによる計測
最もスムーズなドラグ
デザインチームが当初から思い描いていたゴールは、既存のどんなリールよりスムーズなブレーキシステムを設計することでした。その結果、特許出願中の技術を用いた最もスムーズなブレーキシステムが実現しました。インビクタスリールに搭載されているSAB(Shock Absorbing Brake/衝撃吸収ブレーキ )ドラグシステムです。トルクスプリングにエネルギーを吸収することによって、フッキングやファイトの際の衝撃を和らげます。
証明された性能
左のグラフはインビクタスと一般的なドラグの違いを計測したデータです。縦軸はラインに掛かった負荷、横軸は引き出されたラインの長さです。通常のブレーキに比べて、インビクタスのラインは負荷の掛かり方が緩やかでラインの引き出され方も一定のペースになっていることがわかります。このなだらかな曲線がSABのスムーズさ、有効性を証明しています。
イエローストーン・アングラーのジョージ・アンダーソンがインビクタスとプラスを紹介しています。
ジョージ・アンダーソンはエイナーソンを大変気に入っており、イエローストーン・アングラーは米国で最初のエイナーソン・ディーラーとなりました。
Video
イエローストーン・アングラーのジョージ・アンダーソンがインビクタスとプラスを紹介しています。
ジョージ・アンダーソンはエイナーソンを大変気に入っており、イエローストーン・アングラーは米国で最初のエイナーソン・ディーラーとなりました。
アノダイズ(アルマイト)とは、電流を使って金属の表面に皮膜を生じさせる処理のことです。フライリールの場合、タイプ2のアノダイズが一般的に使われています。タイプ3のアノダイズは皮膜が分厚く、主に航空機の部品など耐衝撃性、耐摩耗性を求められる工業製品に用いられています。
リールも頑丈な方が良いはずですが、なぜタイプ2が使われるのでしょうか。端的に言うと、比較的低コストであることと着色ができるからです。アルミニウムに皮膜が生じる際には、微細な穴が無数に出来ます。この穴に着色料を入れることで、リールに色づけができるのです。タイプ3は皮膜が厚く、強度が増す代わりにこの穴がより小さくなるため、着色はブラックやグレーなどの暗い色に限定され、地味でマットな仕上がりになります。タイプ2なら低コストでツヤのある仕上がりになり、派手なカラー展開もできます。
しかし、インビクタスが目指すのはあくまで”最強”です。タイプ2にしてコストを抑えたり、カラーバリエーションを増やしてユーザーの目を引いたりするなどという選択肢はあり得ません。どんな環境でも、どんな魚でも安心して任せられるリールだからこそ”インビクタス(不屈)”という名前がつけられたのです。
15'までのダブルハンドロッドでサーモンやスティールヘッドを狙うには最高のリールです。このリールと9' #10-#12のファストアクション・ソルトウォーターロッドを組み合わせて、ターポンやジャイアント・トレバリーを釣り上げるのは本当に楽しいものです。カラーはブラックです。
Rod Weights | 10-12 |
Weight | 355g |
Frame Size | 114 x 36 x 62 mm |
Capacity | 230m WF10F 30lbs micron |
Material | Aircraft grade 6061 T651 aluminium |

Einarsson Invictus 10/12
本体定価:¥148,000
エイナーソン・リールについて
エイナーソンはリール性能の向上を目指して年々進化しています。
そのため、デザインや仕様に若干の変更が生じる場合がございます。
また、上記の仕様変更や為替変動などの要因によって、予告無く価格を改定する場合がございます。