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コートランド社の歴史

1915年 コートランド創業

  • コートランドは、米国ニューヨーク州コートランド郡でシルクラインのメーカーとして創業しました。創業者のレイ・スミスは繊維を編む技術のエキスパートでした。専門知識を活かしたコートランドのフィッシングラインは高く評価され、米国の釣具産業を代表する企業となりました。

1940年 レオン・チャンドラー入社

  • ブランドの地位を確立したコートランドに新たな人材が合流します。後に「フライフィッシングの伝道師」と呼ばれるレオン・チャンドラーです。しかし、折しも日本軍による真珠湾攻撃が行なわれ、米国は太平洋戦争に参戦、チャンドラーも会社を離れて陸軍通信部隊に従軍することになってしまいました。戦後、会社に戻ったチャンドラーは世界中を飛び回り、ビジネスマン、あるいは「伝道師」としての才能を発揮して、フライフィッシングの普及に努めました。特に1970年代以降は、たびたび日本を訪れ、黎明期にあった日本のフライフィッシングに多大な影響を及ぼしました。

1953年 333の誕生

1962年 444の登場

20世紀を生き抜いて

  • その後も革新的なアイディアと良質な製品によって20世紀を生き抜いたコートランドでしたが、新たな世紀に入ると最大の危機が訪れました。投資家たちがニューヨーク州の工場とオフィスを閉鎖して海外移転を図ろうとしたのです。コスト削減と増益が見込まれていましたが、実行されれば、100年続いた伝統が絶たれ、ブランド価値が低下することは避けられません。これを見過ごさなかったのがニューヨーク州議会でした。コートランドは100年にわたってニューヨーク州に、ひいてはアメリカ合衆国に産業と雇用を提供してきました。これを失うことは州政府にとっても痛手だと判断した州議会議員が、州と郡の開発局から20万ドルの出資を確保したのです。コートランドは海外移転の危機を免れました。

コートランドの現在と未来

  • ニューヨークに踏みとどまったコートランドに、新たな社長として現職のジョン・ウィルソンが赴任しました。彼は経験豊富なフライフィッシャーであると同時に、有能なビジネスマンでもあります。着任すると同時に改革に着手し、投資家グループのもとで多角化し、迷走していた経営方針を見直し、原点であるフライラインに重点をおく方針に切り替えました。
  • また、最新設備を導入することで、品質は向上し、地元のアメリカですら存在感を失いかけていたコートランドは見事に息を吹き返しました。フライフィッシャーは、コートランドを忘れ去ったわけではなかったのです。ウィルソンの目標は、100年続いたコートランドを、次の100年もフライフィッシャーに愛され続ける会社にすることです。


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1950年代の写真


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キャスティングを披露するレオン・チャンドラー


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現社長のジョン・ウィルソン(左)とジェームズ・スワード議員

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