アンドリュー・ハード

釣魚史家・研究者、著述家。1959年12月7日生まれ。プロの写真家となるはずだったが、1982年ロンドンのミドルセックスホスピタルにて医師免許を取得し、英国王立整形外科病院にて外科医、イーストグリーンステッドのクイーンヴィクトリア病院にてマッキンドー・リサーチ・フェローとして勤務。外科医としてのキャリアがフィールドスポーツへの尽きない情熱と両立しないことを悟ると、北部へと引越して開業医となり、週に四日医者として働く傍らウォーターログ誌の主任編集者を務める。

アンドリューは、賞を獲得した The Fly において、フライフィッシングの歴史を広範囲にわたって著述した。この本は、彼の数十年にわたる調査研究の成果で、これまでに出版されたフライフィッシング関連本のなかで、最も信頼できる著作と言える。
彼のウェブサイトも、釣り関連では最も参照の多いウェブサイトとなった。重要な事柄や、奇妙な背景的事情についての鮮やかで生き生きとした評論と事実を融合させて描く独自の文体は、他の作家には真似のできないものだ。また、アンドリューは、史上初の釣りに関する著作である The Treatyse of Fishing with an Angle のメドラープレス版のために原文を翻訳し、解説も書き下ろした。

アンドリューはダラム州在住で、顧問医のバーバラと結婚し、娘１人と、ラブラドールレトリバー２匹、馬２頭、ポニー１頭、彼らの世話になっている400羽のフィンチ、そして1匹の年老いた金魚とともに暮らしている。余暇は釣りや射撃、狩り、ディアストーキング、フライタイイング、写真撮影、釣り関連本の蒐集、ワイン鑑賞、犬小屋からのハリネズミの追い出しなどをして過ごしている。もちろん、釣りの歴史についての研究も続けている。